いわき湯本の温泉

温第1693号 温泉分析書別表(硫黄泉)

源泉名
常磐湯本温泉
源泉名
常磐湯本温泉
源泉所在地
福島県いわき市常磐湯本町台山20-1
分析申請者
常磐興産株式会社
泉質名
含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(H2S型)
(略記泉質名 含S-Na-Cl・SO4温泉(H2S型)
(掲示用泉質名: 硫黄温泉 )

療養泉分類の泉質に基づく、禁忌症、適応症は次のとおりである。

禁忌症 一般的禁忌症(浴用) 泉質別禁忌症(浴用)
急性疾患(特に熱のある場合)、
活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、
呼吸不全、腎不全、出血性疾患、
高度の貧血、
その他一般に病勢進行中の疾患。
皮膚、粘膜の過敏な人、特に光線過敏症
の人、高齢者の皮膚乾燥症
適応症 一般的適応症(浴用) 泉質別適応症(浴用)
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、
運動麻痺、関節のこわばり、うちみ
くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、
病後回復期、疲労回復、健康増進。
慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、
糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、
やけど、虚弱児童。
[浴用上の注意事項]
(1) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当り1回程度とすること。その後は1日当り2回ないしは3回までとすること。
(2) 温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
(3) 温泉療養開始後、おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴湯反応が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は中止し、湯あたり症状回復を待つこと。
(4) 以上の他、入浴には次の諸点について注意すること。
  1. 入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
  2. 入浴中は、運動浴の場合は別にして一般には安静を守る。
  3. 入浴後は、身体に付着した温泉成分を水で洗い流さない。(湯ただれを起こしやすい人は逆に欲後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい。)
  4. 入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
  5. 次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
    (ア)高度の動脈硬化症 (イ)高血圧症 (ウ)心臓病
  6. 熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意する。
  7. 食事の直前・直後の入浴は避けることが望ましい。
  8. 飲酒しての入浴は特に注意する。

この別表は、温泉法第13条による掲示による必要な参考資料となるものである。

平成23年9月22日

福島県郡山市喜久田町卸一丁目104番地1

株式会社新環境分析センター

福島県分析センター

センター長 薄井 孝之

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